営業をやるならBtoBの法人営業をやるべき理由
あなたが営業マンとして大成したいのであれば、ぜひ法人営業を経験するべきです。
企業に対して商品を販売するBtoB営業を経験することで、営業マンとして必要な知識やスキルを数多く得ることができます。
法人営業を通して得られる経験のなかでも、下記の3つは特に重要なポイントです。
- 法人営業を通して経済の動向を実感できる
- 様々な会社組織の実態を知ることができる
- 論理性やコミュニケーションスキルが身につく
私自身も法人営業を通して学んだこと多くあり、非常に貴重な経験ができました。
BtoCやEコマースなど様々な営業の形態がありますが、法人営業はキャリア形成の中でも有用な選択だと思います。
あなたが営業という職種に興味を持っているなら、法人営業にぜひチャレンジしてください。
今回は法人営業を通して得ることができる点について、ひとつずつ解説してゆきます。
法人営業で習得できる3つのポイント
法人営業は企業に対して営業を行う活動であり、そこから得られる知識や経験は社会人として役に立つものが多いです。
営業マンとしてはもちろん、職種に関わらず有用なスキルを身に付けることができます。
経済の動向を実感できる
法人営業をすることで経済動向を把握することができます。
法人相手の営業では実態経済と連動する要素が大きいため、ニュースや経済動向に対して自然に敏感になります。
材料商社で法人営業を行うケース
例として、鉄や樹脂などの原材料を取り扱う商社のケースを見てみましょう。
原材料を仕入れて販売する業態では、仕入価格の変動が利益を大きく左右します。
- 樹脂材料価格は原油価格とリンクするため、推移見通しをチェック
- 鉄鋼材料販売は中国の粗鋼生産量に影響されるため、トレンドをチェック
原材料を扱う場合、経済動向から仕事の見通しを把握して対応する必要があります。
実体経済の動向と連動して、自分の仕事も変化していく流動性は法人営業の醍醐味です。
車載部品メーカーでの法人営業
自動車業界は電気自動車への転換という過渡期にあります。
自動車に使用される部品にも大きな変化があることは間違いありません。
- 自動車メーカー各社の戦略に合わせて、自社はどのような対応を行うべきなのか
- 業界の変化を感じながら、自社に求められるものが何かを把握して営業する
新聞やテレビで流れている経済情報に実際に関われる仕事は楽しいです。
日本経済や世界経済に関わっているという実感は非常にやりがいのあるものです。
様々な会社組織の実態を知ることができる
法人営業では自社のみならず、様々な会社組織の実態を見る機会があります。
法人営業を通じて、幅広いビジネスモデルや組織運営を知ることができるのです。
ビジネスモデルを知る
同じ業界であっても、会社によって様々なビジネスモデルがあります。
法人営業を通して、各社の異なるビジネスモデル戦略を知ることができます。
- 新製品を開発して常に業界をリードする企業
- OEMを積極的に行ないニッチ分野で一目置かれる企業
- 最新の設備を導入して常に合理化を目指す企業
法人営業活動を通して各社の様々なビジネスモデルを知ることができます。
そのような情報は営業活動としても、ビジネスマンとしても有益な知見になります。
組織運営を理解する
企業によって組織運営や仕事の進め方は違うものですが、法人営業は各企業の組織に合わせた提案が必要です。
法人営業を経験することで、顧客の多様な組織運営の実態を知ることができます。
- 商品を購入するキーマンがワンマンで決済するパターン
- 比較検討を行う部署、使用する部署、購買交渉の部署が異なるパターン
- トップ、ミドル、ボトムでそれぞれ思惑が異なって前に進まないパターン
法人営業では多様な会社のパターンに合わせた提案営業が求められます。
法人営業を通して様々な組織運営を知ることは、サラリーマンとして有益な経験です。
論理性やコミュニケーションスキルが身につく
法人営業は企業相手の営業活動として、適切な対応が求められます。
法人・個人に関わらずしっかりとした対応が大切ですが、特に法人ならではの対応の正しさが求められるシーンは多いです。
論理性が求められる
企業は様々な人が意思決定に参加するため、万人を納得させる論理性が大切になります。
そのため、意思決定に関与する人々に合わせた論理的な営業活動を行う必要があります。
- それぞれの立場に合わせたメリットを訴求するような資料を作る
- ベンチマーク相手と比較しての強みと利点を明確に伝える
- 購入後のアフターフォローなど将来的な対応もしっかりと言及する
論理的な思考と表現は法人営業に必須のスキルですが、社会人としても身につけておくべき大切な能力です。
コミュニケーションスキル
法人営業では顧客企業の様々な人を対象に営業活動を行います。
同じ会社内でも考え方や好みが異なる人がいるので、それぞれに合わせてコミュニケーションをとる必要があります。
特に法人営業ではルート営業も多いため、長期的な関係構築を築けるようなコミュニケーション方法を学ぶことができます。
そのようなスキルはどこの業界、どこの会社でも必要とされるスキルのため、身につけて損はありません。
法人営業でサラリーマンとしてレベルアップできる
法人営業を経験することで、営業マンとしてのスキルは確実に伸びます。
今回ポイントとして挙げた3つの点は、社会人であれば必ず経験すべき事項です。
- 法人営業を通して経済の動向を実感できる
- 様々な会社組織の実態を知ることができる
- 論理性やコミュニケーションスキルが身につく
世の中には様々な職種がありますが、法人営業は幅広い業界や会社を対象にしてビジネスができる職種です。
営業という営利活動を担う職種を経験することで、将来的なキャリア形成にも役立ちます。
将来的にマーケティングなど別職種で働きたいと考えている人にとっても、法人営業を通して得られるスキルや経験は非常に役に立ちます。
法人営業を経験することは、サラリーマンとして成長するための土台になるのです。
みなさんもBtoB法人営業を通して、サラリーマンとしてレベルアップを目指しましょう。
実際に転職活動して分かった、コロナ下でも伸びているおすすめ業界3選
昨年、貿易商社から外資系メーカーに転職をしました。
幸いなことに転職活動・退職・引継ぎ・入社までスムーズに完了できましたが、昨年はコロナの影響もあってキャリアプランについて考えることが多かったです。
転職活動中もキャリアプランについて深く考え、どのような選択をするべきか悩みました。
職種・業界・キャリア設計など様々な判断基軸がありましたが、どのような業界が今後伸びてゆくのか、どの業界を選ぶべきなのかが最も悩ましい問題です。
コロナ禍の状況で希望に合った求人があるのか、という不安とともに転職活動をスタート。
今も業績が伸びていて、今後の展望が明るい業界なんてあるのかという疑問もありました。
実際に転職活動を行って分かったのですが、今後の見通しが明るい業界は全然あります。
求人背景を確認すると、コロナの状況下をむしろプラスにしている業界さえあったのです。
今回の転職活動で優良業界だと認識した、おすすめの業界は下記の3つです。
- 医療業界
- 自動化機械業界
- IT業界
これらの業界はコロナ下でも順調に業績が伸びており、今後の展望も明るい業界です。
皆さんの転職活動の参考になりますよう、早速それぞれの業界を見ていきましょう。
コロナ下でも伸びている業界3つ
現在、業績が伸びている業界の共通点とは何でしょうか?
様々な要因があると思いますが、個人的には下記の要素が大きいと考えています。
- 成長理由にストーリーや背景がある
- コロナが発生する前から伸びている
- コロナを機会にして今も成長を続けている
冒頭で紹介した医療、自動化機械、IT業界はどれも上記の要素が当てはまっています。
それぞれの業界の現状、成長背景、今後の展望について詳しくみてゆきましょう。
医療業界
医療業界は非常に安定した業界であり、いつの時代も絶対に必要とされる分野です。
特に日本は高齢化社会が今後進行してゆくため、医療業界の重要性は高まっています。
病院や医療機器・製薬など、医療に関わる産業は今後も伸びてゆく可能性が高いです。
1. 高齢化社会の到来によって業界重要度が高まっている
医療業界の成長理由としては、高齢化社会が大きく関係しています。
高齢化社会への対応と、健康寿命の延長は日本が抱える非常に大きな課題になっています。
高齢化社会がもたらす年金制度の崩壊を防ぐためには、なるべく多くの労働人口=健康に働ける高齢者を確保する必要があります。
長寿命化してもQOL=生活の質をいかに落とさないか、健康寿命をどれだけ伸ばせるかという課題解決も必須です。
これらの課題を解決するには、医療業界の発展が不可欠です。
医療業界の発達なしに、高齢化社会という課題解消は実現しません。
2. 高齢化社会問題は確実に進んでゆく
医療業界の重要性は以前から指摘されていました。
下記は経済産業省が発表した資料ですが、医療機器産業の市場規模は年々上昇していることが分かります。
https://www.med-device.jp/repository/meti-seisaku-201908.pdf
日本の人口構成から考えて、高齢化社会がさらに進行することは確実です。
そのため政府も医療業界へのサポートを後押しする政策を打ち出しています。
国内だけでなく新興国の医療需要拡大を狙う方法としても、医療産業の輸出は大きな期待を寄せられているのです。
3. エッセンシャルワークとしての医療
医療業界はコロナというパンデミックに直面して、非常に大きな関心を集めました。
エッセンシャルワーカーとして医療従事者の方々は多くの尊敬を集め、今後も医療業界の重要性は増してゆくと思われます。
病院などの医療現場はもちろんですが、医薬・医療機器を提供するメーカーや商社の重要性も大きくなります。
そのためアフターコロナにおいても、医療業界は伸び続ける可能性が高いです。
自動化機械業界
日本が誇るモノづくり産業は、大きな転換期を迎えています。
自動車業界に代表されるモノづくり産業は日本経済を牽引する巨大業界ですが、海外勢力の台頭や新しい価値観への対応という大きな課題があります。
例えば自動車業界で言うと、
- CO2削減という世界的な潮流への対応
- 日本車が得意としてきたハイブリット技術から電気自動車への転換
- Teslaや中国系カーメーカーの台頭
モノづくり産業が今後も日本の主要産業として発展するために、注目されているのが自動化を促進する機械産業です。
最先端機械の自動化技術によって、日本のモノづくりが進化すると期待されています。
1. モノづくりのスマート化という命題
モノづくり産業を改革する必要性は以前から議論されており、特にIOT(Internet of things)やロボット化という新しい技術に大きな関心が寄せられていました。
経済産業省は下記にモノづくりのスマート化を行う必要性を提唱しています。
https://www.meti.go.jp/meti_lib/report/H28FY/000093.pdf
2017年に発表された本資料では、IOTとロボットという単語が頻出しています。
機械のIOT化によるビッグデータ収集・活用、ロボットによる自動化・省人化によっ、て生産効率向上と製造プロセス合理化という狙いが書かれています。
2. モノづくり改革=自動化
IOTによるデータ活用、ロボットによる省人化はどのような変化をもたらすのでしょうか?
モノづくり改革の最終目標は、新技術によって自動化を実現することです。
IOTはモノづくりを行う設備等に、センサーを取り付けることから始まります。
5Gに代表される大容量・高速通信技術によって、膨大なデータをリアルタイムで収集・解析することが可能になりました。
それらのデータを活用して、より生産性の高いモノづくり環境を構築することが狙いです。
収集・解析したデータを活用することで、ロボットによる自動生産が可能になります。
リアルタイムのデータ活用とロボットを組み合わせることで、非常に精度の高い生産ができるようになるのです。
従来の属人的な方法ではない、再現性の高いモノづくりが進められると期待されています。
3. 自動化に必要な設備
もともとは生産性向上のための自動化でしたが、コロナで人との接触機会を減らすというニーズにも合致しました。
一時はコロナによる不景気影響がありましたが、自動化に関わる設備メーカーなどは大きな影響を受けずに力強い業績をキープしています。
具体的な自動化設備例として、下記のメーカーが該当します。
データ解析のためのセンサーメーカー、自動化を実現するためのロボットメーカー、モノを自動で搬送するマテハンメーカーは今後も業績が伸びてゆくこと必死です。
IT業界
インターネットはもはや日常生活に必要不可欠なものになっています。
コロナ発生以降には、よりインターネットを活用したサービスのニーズが増えました。
そんなインターネットのある日常生活を支えるIT業界は、今後も重要性が増してゆくと考えられます。
1. IT業界は現代の主役
GAFAに代表されるIT企業は、世界の技術進歩を引っ張る主役です。
日本でも楽天やサイバーエージェントなど、存在感のある企業が多い業界です。
我々の生活のIT技術は必要不可欠なものとなっており、IT企業が提供するサービスのない生活はもはや考えられません。
インターネット技術の進化によって我々が受ける恩恵は計り知れず、今後も革新的な技術開発によって我々の生活はもっと便利になるはずです。
最先端技術を提供するIT業界は、現代の花形産業であると言えます。
2. IT業界はあらゆる産業に関わる
IT業界に寄せられる期待は非常に大きく、現代の重要項目が密接に関係しています。
下記は2020年に総務省が発表した情報通信に関する現状報告の資料です。
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r02/summary/summary01.pdf
内容を見ていただくと、多くのキーワードが出てきます。
これらの課題への解決策として、IT技術が果たす貢献は非常に大きなものです。
前述の医療業界や自動化機械業界も、IT技術なしに発展することはできません。
IT業界はあらゆる事柄・業界に影響を与える規模になっているのです。
3. コロナで加速
IT業界の勢いはコロナで失速するどころか、より加速した印象です。
日本でも人との接触を避けるため、テレワークやステイホームに代表される措置が推奨されてきました。
そのような状況下で、IT企業が提供するサービスが大きな役割を果たしました。
皆さんも自粛期間中に、このようなサービスの便利さを感じたのではないでしょうか。
日々の暮らしを豊かにしてくれるIT企業のサービスは、これからも発展を続けてゆくことが予想され、衰えてゆくとは考えづらいです。
コロナは転職希望者にとってピンチ?チャンス?
コロナ下でも業績が伸びていて、今後の展望が明るい業界は全然あります。
一方でコロナの影響は多くの業界にとってマイナス要因となっているのも事実です。
このような状況は転職希望者にとってピンチなのか、それともチャンスなのでしょうか?
現状のメリット、デメリットはざっくり下記のようになるかと思います。
メリット
- この状況下で求人を出している企業は業績好調
- コロナの影響を受けていない、受けづらい業界が見極められる
- アフターコロナに向けて自分の価値観を棚卸しできる
デメリット
- 求人採用数は全体的に減っている
- 業績が良い業界・企業の絶対数は減っている
- 好調業界と自分の志望がマッチしない
私の意見としては、現在の状況をチャンスにすることは十分可能です。
まずこれまで述べてきたように、今後の展望が明るい業界は間違いなくあります。
求人数が減っていても、今の状況で求人を出せる企業であれば業績は悪くないはずです。
あなたのキャリアプランと求人がマッチしていれば、トライする価値はあると思います。
また、コロナは我々の生活様式に大きな変化をもたらしました。
リモートワークの推進、生活拠点や職場拠点の多様化、新しいコミュニケーション方法の確立など、コロナ前後では大きな違いがあります。
そのような大きな変革の後では、個人のキャリアプランが変わるのも当然のことです。
キャリアプランが変わった後の転職活動は、新しい価値観に沿った選択ができます。
業界や企業の業績・動向も大事な要素ですが、それ以上にアップデートされた自分自身の価値観・軸を持って転職活動ができるのは絶好の機会です。
じっくり考えて、考えを決めたら恐れることなくトライすればいいと思います。
転職を検討しているのであれば、下記のWeb面接ポイントに関する記事をご参照ください。
下記は転職を考えたタイミングで読んでいただきたい記事です。
グローバルな営業キャリアを目指す人へ!3つのおすすめ業界解説!
国際的な仕事に携わりたい! 世界を舞台に活躍するような仕事をしたい!
そんなグローバルなキャリアを目指す人に、おすすめの業界について解説します。
私自身、国際的な仕事に携わるという軸でキャリアを進めてきました。
新卒で世界の様々な国を巡る仕事に就き、商社で輸入・海外営業を行い、現職は外資メーカーで営業をしています。
国際的な仕事といっても色々な業界や職種がありますが、今回は私自身が経験してきたグローバルに活躍できる営業の仕事について紹介します。
ビジネスマンとして汎用的な営業スキルを身につけつつ、国際的な仕事を経験することはキャリアの選択肢を広げてくれます。
普通の営業マンでもグローバルに働きながら、キャリアを進めることができるのです。
今回は営業職としてグローバルに働ける業界の解説と、必要とされる英語レベルについても補足説明します。
グローバルな環境で営業職として働ける業界
私は営業職として、グローバルな環境で働ける仕事を軸にキャリアを進めてきました。
そのような仕事を目指したい人に、おすすめできる業界は下記の3つになります。
- 商社の輸入営業
- 国内メーカーの海外営業
- 外資系企業の営業
どの業界も営業という仕事とグローバルな環境という点では共通していますが、それぞれ異なる特徴も持っています。
各業界の特徴や形態について、これから解説してゆきます。
商社 日本と世界を橋渡しする役割
私は商社で営業職として勤務していましたが、業務内容は以下のようなものでした。
輸出入を行う貿易商社の基本的な役割は、日系企業を海外の企業と結びつけることです。
総合商社はインフラ開発等の日系企業と結びつかない大規模なプロジェクトも手がけていますが、基本的な商社の業務は日系企業が相手になることが多いです。
その中でも、海外から商材を仕入れて日系企業に輸入販売する業態が最もメジャーです。
商社でグローバル営業を目指すメリット
・多くの商材・業界に関われる
商社の醍醐味のひとつは多くの商材・業界に関われることです。
特定の商材や業界に縛られることなく、幅広い知識・経験を得ることができるのは商社の良いところです。
幅広い商材・業界知識にグローバル経験を掛け合わせることで、あなたの経験は汎用性が広くなってゆきます。
・様々な国から輸入・輸出ができる
商材に縛られれない商社のスタイルでは、自然と様々な国の企業と関わることになります。
市場のニーズに応じて、海外の新たな仕入先を発掘するのは貿易商社の大きな役割です。
企業の拠点もグローバル化しており、販売・納入先が海外になることも多くなっています。
商社でグローバル営業を目指すデメリット
・やってることは国内営業になりがち
商社でメジャーな輸入営業の場合、仕入先は海外ですが売り先は日系企業になります。
売り先が日系企業の場合、営業内容は普通の国内営業となんら変わりありません。
外国企業や外国人を相手に営業したい人からしたら物足りないかもしれません。
・外国でも日系企業のために働くことになる
商社で海外に出て活躍するといっても、日系企業との関わりが大きくなりがちです。
海外出張や駐在の機会があっても、お付き合いするのは日系企業・日本人ばかりなんてこともよくあります。
外国にいても日系企業のために働くという、商社の宿命からは逃れられません。
日系メーカー 日本の製品を世界に輸出
海外営業を希望する場合は、日系メーカーへの就職がメジャーな選択肢です。
日本製品は海外でも多く使用されており、日系企業でも海外企業・消費者向けの営業活動は必須になっています。
特に日本製品で海外に多く輸出しているのは、車関係や半導体関係等です。
下記のリンクを参照して輸出額が多い上位品目を見てみると、モノづくりをしているメーカーに関係する製品が多いことが分かります。
日本の主な輸出入品 | JFTC キッズサイト | JFTC - 一般社団法人日本貿易会
輸出比率の高い製品を製造するメーカーに携わることで、日本の優れた製品を輸出する海外営業を目指すことができます。
日本の企業で働きながら、海外営業でグローバルな活躍をしましょう。
日系メーカーでグローバル営業を目指すメリット
・日本の優れた製品を世界に輸出できる
日系メーカー最大の魅力は海外営業を目指せる点。
海外営業は自国の優れた製品を世界に販売するというやりがいある仕事です。
日系企業を拠点にしながら、海外に向けて営業ができるのは日系メーカーならではの魅力です。
・海外企業・顧客を相手に海外営業ができる
世界中の企業・顧客を対象に、海外営業を行うのは非常にロマンがある仕事です。
海外顧客を相手に英語でプレゼンや交渉を行うのは、グローバル営業の醍醐味の一つではないでしょうか。
日系メーカーなら、世界中を対象にして海外営業をすることができます。
日系メーカーでグローバル営業を目指すデメリット
組織や文化はドメスティックな場合が多い
海外営業というグローバルな活動をしていても、所属するのは日本の企業です。
年功序列関係なく若いうちからバリバリ働きたい!という希望が通らない場合もあります。
国内営業で修行してから、のちに海外営業にチャレンジのような足の長い話もあり得ます。
商材によって関わる地域が決まる
車関係=北米、半導体関係=中国・台湾のように、商材により取引先地域が決まってきます。
そのため所属する業界によって、担当できる地域は意外と限られた範囲になります。
世界各地の色んなところを飛び回りたい!という人には合わないかもしれません。
外資系 グローバルな組織で働く
真のグローバルキャリアを求めるなら外資系企業で働くべきです。
外資系企業といっても様々な種類がありますが、グローバルな環境を求めるなら外国人比率が多い企業を目指しましょう。
外資系企業は組織・文化が自由で先進的な場合が多く、制度や環境が整っている点も魅力。
また外資系といっても、様々な国の企業が日本に進出しています。
下記の経済産業省データによると、2019年時点で外資系企業の数は3287社とのこと。
https://www.meti.go.jp/statistics/tyo/gaisikei/result/result_53/pdf/2019gaikyou-k.pdf
アメリカ、ヨーロッパ、中国、アジア系など様々な外資系企業があり、それぞれ異なるカルチャーや特徴を持っています。
外資系と一括りにせず、自分のキャリアプランと照らし合わせて企業を選びましょう。
外資系でグローバル営業を目指すメリット
組織・カルチャーがグローバル
外資系企業で働く最大のメリットは、非日系の組織文化を体験し、非日系の従業員と働けるところだと思います。
グローバルな組織風土を持っていて、外国人従業員比率が高い日系企業は多くありません。
本当の意味でグローバルに働きたいなら、組織・カルチャーがグローバルに設計されている外資系企業を目指しましょう。
グローバルトップで世界を相手に仕事ができる
グローバルに活躍する門戸が開かれている外資系企業であれば、世界中をフィールドにして仕事をするチャンスがあります。
外国企業に所属し、外国の拠点にいながら、外国企業や外国人顧客を相手に働くという、完全に日本を離れたグローバル環境で働ける可能性があります。
グローバルトップの外資系企業であれば、グローバルキャリアの究極形態を達成できるチャンスがあります。
外資系でグローバル営業を目指すデメリット
内資企業と変わらないケースもある
外資系企業が日本に進出する目的は、日本市場の開拓です。
そのため外資系企業に所属していても、日本人だけで構成された組織で、日本市場の開拓が仕事内容になる場合もあります。
そのようなケースでは英語も使わなければ海外に行く機会もなく、内資企業で国内営業をしているのとなんら変わりありません。
日系企業に戻れなくなる
外資系企業の文化に慣れてしまうと、日系企業の文化に馴染めなくなる場合があります。
日系企業の制度・体制を古臭く感じてしまったり、年功序列の評価体系に我慢できなくなってしまったりします。
キャリアの最終着地点を考えて、自分がどの道を進めたいのかよく考えましょう。
グローバルな営業として働くために必要な英語レベル
グローバルに働きたいのであれば、英語を避けて通ることはできません。
ただしグローバルな営業職として働くうちに必要な英語能力は自然と身につくため、あまり入社前からこだわる必要はないと思います。
事前に習得できればベストですが、大切なことは向上心を持って学び続けることです。
まずはグローバルな環境に飛び込み、英語スキルを継続して磨き続けましょう。
求められる英語レベルについて
ネイティブスピーカーと仕事をする機会は意外と多くありませんので、完璧な英語を話せなくても大丈夫です。
下記は日本の貿易相手国比率をまとめたリンクですが、英語を母語とする国の比率が高くないことが分かると思います。
日本の主な貿易相手 | JFTC キッズサイト | JFTC - 一般社団法人日本貿易会
取引先国や業務内容にもよりますが、多くの場合は相手もネイティブスピーカーではありません。
共通言語として最低限の英語スキルは必要ですが、あくまでビジネスを行うことが一番の目的です。
またビジネスシーンにおいては、リスニング・スピーキングよりもリーディング・ライティングのほうが重要度が高いです。
業務内容によって比重は変わりますが、実際に仕事で英語を使用する場面の多くはメールや契約書類などの文書が中心になります。
そのため、まずはリーディング・ライティングから学習することをおすすめします。
英語学習のステップ解説については、下記記事もご参照ください。
また、ビジネスシーンで使える英語学習については、下記の記事もご参照ください。
以上、グローバルな営業キャリアを目指す人におすすめの業界と英語についての解説でした。
就職・転職活動でグローバルな営業職に興味がある方にとって、参考になれば幸いです。
【コロナ下での転職活動】Web面接を経験して分かった、押さえておくべきポイント3つ
昨年はコロナで落ち着かない年でしたが、そんな中で転職活動をしていました。
現状は外資系メーカーへの転職が決まり、現職の引き継ぎを行なっているところです。
今回の転職活動で印象的だったことは、Web面接が当たり前になっていたことです。
Web面接はコロナ感染を避ける安心感があり、場所の制約を超えて選考を進められるので、企業と応募者双方にとって良い方法だと感じています。
以前の就職活動・転職活動時にはWeb面接なんてなくて、対面での面接が基本でした。
いまやWeb面接は当たり前になりましたが、メリットが多くて非常に合理的なのでアフターコロナでも続いてゆくと思います。
つまり転職活動をおこなう人にとって、Web面接対策は避けて通れないものになるのです。
応募者にも多くのメリットがあるWeb面接ですが、注意するべき点もいくつかあります。
特に初めてWeb面接を受ける際は、事前にポイントを押さえてしっかり準備を行いましょう。
不慣れな状況に動揺して、良いパフォーマンスが出せずに後悔することは避けたいものです。
今回はWeb面接で注意するべきポイントや、実際にWeb面接を受けてみての感想・対策についてお伝えします。
Web面接のポイント
対面面接とWeb面接を比較して異なる点は、環境・時間・緊張感です。
事前にポイントを理解して準備することで、余裕を持ってWeb面接を受けましょう。
環境の違い
Web面接と対面面接を比較したとき、環境面が最も大きな違いになります。
対面面接の場合、応募先の会社に訪問して面接を行うことが一般的です。
面接を行う部屋や机・椅子などの環境は会社側が用意するため、応募者は面接を行う環境面について考える必要はありませんでした。
しかしWeb面接の場合は、自分で面接を行う環境を整える必要があります。
当初、Web面接は場所を選ばず面接できる便利なシステムだと思っていました。
ところがWeb面接に適した環境条件を考えると、実施可能な場所はかなり限定されます。
- 静かな環境 : 面接の妨げになる騒音がなく、気が散らない環境であること
- 片付いた場所 : 背景に余計なものがない、整った場所であること
- 良好なネット接続 : 画像や音声が途切れず、スムーズに会話ができること
それぞれのポイントについて解説していきます。
静かな環境
カフェやファミレスのような場所でのWeb面接は難しいです。
他人の声や雑音が面接の邪魔になり、集中して面接できる環境ではありません。
Web面接は静かで他者に邪魔されない、自室のような環境での実施が望ましいです。
また自宅であっても家族の生活音が面接の妨げになる場合がありますので、面接中は家族に静かにしてもらうよう協力をお願いしましょう。
片付いた場所
当たり前ですが、散らかった場所での面接は望ましくありません。
Web画面の背景が汚いと悪印象ですので、事前に面接実施場所を整理しておきましょう。
ZOOMなどのアプリは仮想背景を選択できる機能もありますが、あまりおすすめできません。
仮想背景だと現実感が乏しくなるので、整理された環境を用意するほうが印象が良いです。
良好なネット接続
不安定なネット環境下では、スムーズな面接実施が難しいです。
会話にラグが発生したり、画面がフリーズしてしまうと会話が成り立ちません。
最初から接続が悪ければまだ諦めがつくのですが、面接の途中で回線が不安定になるとめちゃくちゃ焦ります。
自宅でも場所によっては接続が不安定になりますので、事前に確認をしておく方が良いです。
上記3つの環境制約を考えると、Web面接を受けるベストの環境は自宅になります。
自宅の環境を整え、Web面接を実施するのが無難な選択肢です。
ご参考までに、自宅以外の場所を検討した結果も紹介します。
- カフェ、ファミレス : 周囲の雑音が気になり、面接に全然集中できない。
- 漫画喫茶 : 静かですが、自分も大きな声ではっきり話すことができない。
- 車の中 : インターネット環境が不安定で、周りの車の音が騒がしい。
- ホテル : 静かで、背景も整っていて、ネット環境も良好だが、値段が高い。
Web面接は自由度が高いかと思いきや、限られた場所での実施となるのが現実です。
どこでも面接ができるという淡い期待は葬り去りましょう。
時間の違い
Web面接の場合、面接時間の調整も自由度が高いだろうと当初は思っていました。
しかし実際には、対面面接より時間がシビアになることもあります。
Web面接=最終面接ではない
まず「Web面接=最終面接ではない」ということが時間制約に大きく関わってきます。
現在の採用プロセスは下記のような流れが多いです。
- 1次〜2次面接はWeb面接で実施
- 最終面接は対面面接で実施
Web面接だけで採用プロセスが完結するケースはあまり多くありません。
対面なしで採用を決めるのは、応募者と企業の双方にとってリスクが大きいからです。
つまりWeb面接は、対面面接前の候補者を絞り込むための面接だということです。
メインの時間帯は平日の帰宅以降
Web面接の位置付けを考えると、企業はWeb面接にあまり労力をかけたくないというのが本音です。
- あまり遅い時間にならないうちに、できれば就業時間内に済ましてしまいたい。
- 土日にわざわざ出勤するのは難しく、できれば平日に済ましてしまいたい。
上記の背景を踏まえて、実際にWeb面接を実施できるタイミングはいつになるのか?
結論として、Web面接を実施できるタイミングは平日の帰宅後の時間になります。
応募者としては自宅がベストの面接環境になり、企業としては平日にWeb面接を実施したい。
双方の希望を考慮すると、Web面接を実施できるのは平日の帰宅後となるのです。
対面面接より時間調整が大変なことも
平日の帰宅後という時間制約によって、時間調整が大変になる場合があります。
特に職場と自宅が離れている人は、ダッシュで帰宅後すぐに面接スタートという流れになってしまいがちです。
かといって、Web面接段階で有給を取るのはもったいなく感じてしまう。
有給日に複数のWeb面接を実施できれば効率は良いのですが、最終選考前の段階で有給を使うのは抵抗感があるかと思います。
Web面接だと時間に余裕を持って面接を受けられると思っていましたが、実際にはなかなか調整が大変です。
緊張感の違い
最後に、緊張感の違いがあります。
応募先の企業に出向く対面面接と比較すると、Web面接は良くも悪くも雰囲気が異なります。
自宅だとリラックスできる?緊張感がない?
基本的にWeb面接は自宅がおすすめですが、慣れ親しんだ自宅で面接を受けることがプラスになるとは限りません。
自宅だとリラックスして面接できるというメリットがありますが、適切な緊張感とのバランスを取ることが難しいです。
テレワークを経験した人であればイメージしやすいと思いますが、自宅で適度な緊張感を持って仕事をするのは難しいですよね?
慣れの部分も大きいかと思いますが、自宅だと「面接に向かうぞ!」というスイッチがなかなか切り替わらないという問題があります。
Web面接に慣れすぎると、対面面接で緊張する
Web面接を突破して選考が進むと、いよいよ対面での最終面接です。
まだまだ多くの企業が、採用の最終判断は対面形式で行いたいと考えています。
1次選考や2次選考がWeb面接だった場合、最終面接で初めて対面することになります。
この最終面接時に、Web面接に慣れすぎていると必要以上に緊張してしまいます。
私もWeb面接を経て、対面形式の最終面接を受けた際にめちゃくちゃ緊張してしまいました。
Web面接にはだいぶ慣れてきた感触があったのですが、応募先企業に赴いて直接対面をして面接を受けるのは特別な緊張感を感じるものです。
受付対応のときからガチガチに緊張してしまい、特に面接序盤は堅苦しい受け答えをしてしまいました。
面接が進むにつれて調子を取り戻しましたが、もっと心の準備を事前にしておけばよかったという後悔があります。
Web面接と対面面接では、やっぱり雰囲気や緊張感が異なります。
対面面接には独特の緊張感がありますが、いつも通り落ち着いて面接に臨みましょう。
Web面接はスタンダードになるのか?
Web面接は場所や時間に縛られず面接ができると思っていましたが、制約を考えると意外と限定されます。
それに加えてWeb面接には、緊張感のコントロールが難しいという問題もありました。
これまで見てきたようにWeb面接には注意すべきポイントがありますが、それ以上に大きなメリットが企業・応募者どちらにもあります。
企業のメリット
- 複数拠点の担当者が面接に参加できる
- 対面面接前の候補者絞り込みが容易にできる
- 面接のための環境準備(部屋、来社案内など)を省くことができる
企業としては労力を抑えられることが最大のメリットですね。
応募者のメリット
- わざわざ遠い面接場所まで行かなくて済む
- 慣れ親しんだ環境で落ち着いて面接に臨むことができる
- 上手くスケジューリングすれば効率よく複数面接を受けられる
Web面接の特徴を理解すれば、応募者としても効率よく面接をこなすことができます。
企業と応募者にとってメリットのあるWeb面接は、今後もスタンダードとして活用されることでしょう。
そのため、応募者はしっかりとWeb面接対策をすることが必要です。
ポイントを押さえることで、応募者もWeb面接のメリットを活かすことができます。
しっかりとWeb面接の準備・対策を行い、満足のいくパフォーマンスに繋げられるようにしましょう。
20代〜30代前半のサラリーマンが転職するべきタイミング
こんにちは、商社で海外営業部門のマネージャーをしているトムです。
今回はサラリーマンが転職を検討するべきタイミングについて考えたいと思います。
あなたが若手のサラリーマンで、転職するべきか悩んでいるなら読んでみてください。
長い仕事人生において、自分のキャリアは自ら主体的にコントロールすべきです。
適切なタイミングで転職を検討することは、キャリアを主体的に進めるひとつの方法になりえます。
私自身も過去の転職を通して、自らのキャリアを前進させてきました。
自身の経験も踏まえて、今回は転職してキャリアを進めるべきタイミングについて紹介します。
転職するべきタイミング
転職=キャリアの選択肢を広げるための方法のひとつです。
適切なタイミングで転職をすると、キャリアの選択肢を広げるメリットを享受することができます。
転職をすることで得られるメリット
- 自分のスキルや経験を向上させられる
- 携わりたかった業界で働くことができる
- 自分の夢や目標を実現することができる
では、どのようなタイミングで転職を検討するべきなのか?
下記のような状態になっているならば、転職を検討するべきです。
- 今の会社で成長できるイメージができない
- 自分でコントロールできない要因が阻害している
- やりたいことや、将来の目標が明確にあるとき
ひとつずつ考えていきたいと思います。
今の会社で成長できるイメージができない
もし今の会社で成長してゆくイメージができないなら、転職したほうがいいです。
成長できない状況が長くなると、将来的に苦しい状況になります。
なぜサラリーマンは成長が必要なのか?
現代のサラリーマンにとっては、どんな会社でも活躍できる能力を身に付けることが最大のリスクヘッジです。
終身雇用が崩壊して、大手企業でも倒産するご時世では、ひとつの会社にしがみつく生き方はリスクが大きすぎます。
そのため、どんな会社にいっても活躍できるように、自分の経験・スキルを日々成長させることが大切になります。
もしあなたが成長できる環境にいないのであれば、それは日々リスクが増大してゆく状態だと言えます。
転職で成長を継続させる
具体的には以下のような状態になっていたら要注意です。
- 毎日同じ業務の繰り返しで、仕事でワクワクすることがない
- 今の会社で身につくスキル・経験はだいたい網羅してしまった
- 業務はだいたいこなせており、自分にかかる負荷が生ぬるい
貪欲にさらなる成長を目指す場合、成長機会がない状態を打破する場合、いずれにしても成長を求めて変化することは十分に転職の理由になります。
もし今の会社で成長機会に恵まれていないのであれば、転職で環境を変えましょう。
サラリーマンとして長く活躍したいのであれば、自身の市場価値を向上させる環境に身を置きましょう。
自分でコントロールできない要因が阻害している
自分でコントロールできない要因で悩んでいても仕方ありません。
キャリアを能動的に進めるため、転職によって阻害要因を排除することは全然アリです。
職場環境
職場環境に馴染めないという事態は、入社前の下調べを入念にしていても起こり得ます。
- 体育会系の社風が自分には合わない
- 上司とそりが合わず、仕事がスムーズにできない
- 周りが安定志向で思い切ったことができない
職場環境に順応するため最低限の努力はするべきですが、時間がかかるようなら転職で環境を変えてしまうほうが早いです。
ただし職場環境が嫌だからという、単一の理由で転職を検討するのはやめたほうがいいです。
というのも、多かれ少なかれ職場環境に対する不満はどこの会社でも起こり得るからです。
しかし職場環境が、自分の成長や自分の目標の妨げになっているならば転職を検討してもいいと思います。
会社の期待と自分のキャリアのギャップ
会社が自分に期待するものと、自分が目指すキャリアにギャップがある場合、転職が一つの解決策になり得ます。
会社が自分に期待する役割と、自分がこうありたいというキャリアの目標はときに一致しないケースがあります。
部署異動や新規提案によって自分の進みたいキャリアに歩み寄ることができれば理想ですが、どうしても難しい場合は転職を視野に入れましょう。
現代では1つの会社で仕事人生が完結することは非常に少なくなっています。
そんな環境下では、会社の期待に沿うよりも能動的に自分のキャリアをコントロールするほうが良い結果になることが多いです。
キャリアを常に進める意識
石の上にも三年とよく言いますが、ストレスを我慢するだけの状態はよくないです。
自分でコントロールできない要因があったとしても、主体的にキャリアを進める意識を持つことが大切です。
ただ諦めて受け入れるのではなく、制約の中でも成長できる方法を考えて試しましょう。
その上で転職したほうがメリットが大きいという判断になれば、迷わず実行するべきです。
仕事で叶えたい夢や、将来の目標があるとき
もしあなたに仕事で叶えたい夢や目標があるのならば、逆算思考で転職しましょう。
あなたの夢や目標を叶えるため、転職のタイミングを逃さないようにするべきです。
仕事を通して実現したいことは何か?
日々のなかで仕事が占めるウェイトはとても大きいです。
適当に仕事をこなすこともできますが、それだと単純につまらなくないですか?
どうせ仕事しないといけないのであれば、夢や目標を持って働くのがおすすめです。
最初はぼやっとしたものでもいいので、自問してみてください。
- 年収1000万になりたい
- 週の半分はテレワークで働きたい
- 年に5回は海外に行きたい
誰でも少なからず仕事で実現したいことがあるはずです。
それらの夢や目標を叶えるには、転職が選択肢になることがあります。
- 平均年収が高い業界にシフトチェンジする
- テレワークがしやすい業種にキャリアを振る
- 海外に行く機会がある仕事に携わる
一度きりの人生、あとあと後悔することがないようにしましょう。
夢や目標は追うべきです。
まとめ
以上、サラリーマンが転職を検討するべきタイミングについて考えてみました。
適切なタイミングで転職をすることで、キャリアを主体的に進めることができます。
- 今の会社で成長できるイメージができない
- 自分でコントロールできない要因が阻害している
- やりたいことや、将来の目標が明確にあるとき
もし上記のような状態になっているならば、転職を検討するべきです。
良い転職で、良いキャリアを送りましょう。
成長したいビジネスマンなら、オーディオブックを活用するべき
多くの人は車や電車で移動しているとき、音楽を聞いていますよね。
音楽を聞くのは楽しいですが、オーディオブックという選択肢もありますよ。
オーディオブックは、本の朗読を聞くサービスです。
様々なジャンルの本が出版されており、耳から音声情報として取り入れられるのです。
オーディオブックが近年広まった背景は下記のような理由です。
- ビジネス書籍などの情報が効率よく取り入れられる
- 有名声優とのタイアップによる音声エンタメとして
- 老眼などで字が読みにくい人の情報受信手段になる
今ではビジネスマンから主婦、若者から高齢者まで幅広く受け入れられています。
オーディオブックは移動中・家事・運動中など、様々なシーンで活用できます。
もしあなたが成長したいビジネスマンであれば、
オーディオブックを始めれば、他人と差別化できます。
なぜなら他の人が音楽を聞いているときに、勉強することができるからです。
あなたが他の人よりも早く成長したいのなら、オーディオブックを試してみましょう。
今回はビジネスマンが時間を有効に使うための、おすすめ活用方法を紹介します。
ビジネスマンにおすすめのオーディオブック活用方法
おすすめの利用シーン、おすすめのジャンル、本との使い分けについて説明します。
オーディオブックの特性を考えて有効活用すれば、時間効率が非常に高まります。
オーディオブックを利用するべきシーン
どのような場面でオーディオブックを使うと有効なのか。
移動中の場面
移動中にオーディオブックを使うと、時間を有効活用できます。
特に運転中に情報をインプットできるのが最高です。
いままで車の運転中にこんなことを考えていました。
運転時間って無駄なので、なんとか有効活用したいなー
でも英語ラジオを聞くぐらいしか有効活用できないかぁ
早く自動運転化が始まれば、本を読んだりできるのに
オーディオブックはそんな私にとって一つの解決策になりました。
車の運転中以外であれば、混んでいる電車で本が読めない時なんかもアリです。
混んでいる電車で無理やりスマホ見るより、よっぽど快適にインプットできます。
移動中に思考停止で音楽を聴くぐらいなら、オーディオブックを活用しましょう。
運動中
運動中にオーディオブックを聞くのもおすすめです。
特に有酸素運動中は、オーディオブックで時間を有効活用しやすいです。
- ランニング
- ウォーキング
- バイクマシーン
有酸素運動って、正直あまり頭使わない割に時間かかるじゃないですか。
(マラソンやトライアスロンをガチでやっているとかでない限り)
そういう時にはオーディオブックでインプットしながら運動が効率的です。
逆に言うと、集中してがっつり行う運動との相性はあまり良くないです。
試しに筋トレしながらオーディオブックを聞いてみましたが、どちらも中途半端になってしまいました。
効率化できる場面
集中して作業する場面で、一挙両得を狙うのはあまり効率的ではありません。
移動中や頭を使わない作業時には、オーディオブックの並行インプットが最適です。
この特性は結構キーポイントなので、意識した方がいいです。
おすすめジャンル
あなたがビジネスマンであれば、オーディオブックの最適なジャンルがあります。
ビジネス書籍
これが一番おすすめです。
オーディオブックは、ビジネス書籍を効率的にインプットするためのサービスだと言っても過言ではありません。
ビジネス書を読む目的って、考え方やマインドセットを身につけることですよね?
じっくり読むというより、ポイントやエッセンスの抽出が主な目的になります。
これはオーディオブックで効率よくインプットできるという特性と相性がいいです。
どうせ流し読みするのなら、音声のほうが効率いいじゃんっていう論法です。
よりビジネス書籍のポイントを理解したい場合は、下記の方法がおすすめ。
- ネットで目次を読んで、概要を把握する
- ざっとオーディオブックを倍速にして内容を隙間時間で頭に入れる
- 再度まとめブログとかを読んで要点を整理
この読み方だとめっちゃ効率いいし、十分に内容も頭に入ります。
ビジネス書はオーディオブックとまじで相性いいです。
哲学書
哲学書も意外と相性よかったです。
紙媒体で読書するより、音声のほうが頭にスッと入ってきました。
オーディオブックで『嫌われる勇気』を試しに読んだのですが、すごく分かりやすかった。
対話方式で進んでゆく構成が、オーディオブックと相性が良かったのかもしれません。
対話方式や独白方式のようなスタイルの本は、朗読に向いてるのだろうと感じました。
そういう意味では、小説も朗読だと感情移入しやすいのかなーと思います。
まだ小説は試していないのですが、文章そのものの味を楽しめるかどうか不安です。
原作小説の映画作品が別物の作品になるみたいな感覚になりそうな気がしています。
紙媒体の本との使い分け
音声媒体のオーディオブックには紙媒体の本にはない特徴があります。
オーディオブックの特徴を踏まえて、紙媒体の本との使い分けを考えましょう。
オーディオブックのメリット
1. ながら読書できる
他の作業と並行して情報をインプットできるのが一番の強みです。
紙媒体の読書だと、必然的に読書のみに集中することになります。
2. 目が疲れない
音声から情報を取り入れるので目が疲れません。
特に高齢の方にとっては大きなメリットになるでしょう。
3. とっつきやすい
人によっては音声媒体の方が、読書のハードルが下がるかもしれません。
読書するぞ!って気合いを入れずとも、気軽に情報をインプットできます。
オーディオブックのデメリット
1. 読み返ししづらい
紙媒体だとパラパラと全体を網羅したり、読み返しが容易です。
オーディオブックは音声ゆえに、俯瞰的に概要を確認するのは苦手です。
2. 単体で集中するのには効率が悪い
オーディオブック単体で集中するより、本単体の方が集中できる気がします。
ながら読書できるけれど、単体の集中度は本より効率悪い気がします。
3. 高い
オーディオブックの本を単体で買うと2000~3000円するので、だいぶ割高。
月額読み放題プランだと、読みたい本が対象外の場合が多いのが難点。
オーディオブックの特性を踏まえた本との使い分け
運転中・移動中・運動中などのながら読書はオーディオブック
がっつり集中して読みたい・何度も読み返したい本は紙媒体
あくまで紙媒体がメインで、オーディオブックはサブがいいかも。
場面・ジャンル・特性を考えて、紙媒体の本とうまく使い分けましょう。
まとめ
オーディオブックを有効活用すれば、インプットできる情報量が格段に上がります。
オーディオブックを活用するためのポイント3つ
- 利用するシーンを考える
- 相性のいいジャンルで使う
- 紙媒体の本と使い分ける
オーディオブックを取り入れて、新しいライフスタイルを手に入れましょう。
営業初心者は『絶対達成バイブル』だけ読んでおけばだいたいOK
営業マンとして成功するために必要なものはなんでしょうか?
ビジネス本などでは、様々な要素が大切だと言われています。
- 自社や競合製品に関する豊富な知識
- トラブルや特殊な事情に対応できるスキル
- 業界の傾向や商習慣に対する経験
営業で大切と思われる要素は、非常に多岐にわたります。
どの要素も大切であり、どれか一番を決めることは難しいです。
しかし、様々な要素の土台となる''マインド''を確立することは必要不可欠です。
ここでいう''マインド''とは、社会人・営業マンとして持っておくべき心構えや姿勢のことを意味します。
特に20代の若い営業マンは、営業に必要なマインドを早く確立するべきです。
小手先のテクニックだけあっても役に立ちませんが、マインドがしっかりしていれば、どんな業界・商材でもうまくいきます。
すべての業界・職種で求められていることは、目標を達成することです。
- 目標納期までに製品をつくりあげること
- 目標集客ができるようにマーケティング活動をする
- 目標売上を達成するための営業活動
営業の価値は売り上げ目標を達成することで、そこから逃げてはいけません。
本書では営業の基本となるマインドを、「絶対達成」とネーミングしています。
目標を達成する大切さを再認識できる、ビジネスマン必見の本です。
内容説明
本書には、営業職として働く上で必要なエッセンスが詰まっています。
概要
営業に必要な要素をマインド、スキル、マネジメント、方法論で分けて解説しています。
絶対達成マインド
基本となる精神的な心構えや姿勢が説明されています。
目標達成するという1点に精神を集中させ、達成するために行動をしてゆく。
- 質より量を重視する
- 効率よりも、スピードを重視
- 目標達成に執着する、徹底する
泥臭く思えるかもしれませんが、地道な行動こそが基本になります。
目標達成にむかって、行動を重ねてゆくマインドこそ営業の本質です。
絶対達成スキル
スキルといっても、小手先のテクニックは紹介されていません。
どちらかというと、取り組みや姿勢について引き続き書かれています。
目標達成するため、抑えておくべきポイントが書かれています。
絶対達成リーダーシップ&マネジメント
目標を達成するためには、チーム単位での協力が必要です。
チーム全体で目標を達成するための空気づくり、周りの巻き込みかたについて。
上司として、チーム員を絶対達成するマインドにする方法。
絶対達成の予材管理
この章は、少し踏み込んだ営業の方法論について書かれています。
日々の営業で案件をどのようの育てていくか。
絶対達成するための案件=予材をどのように管理するべきかについて。
絶対達成スキルの、具体的な方法論になっています。
絶対達成するマインドが最重要
営業の基本となる、「絶対達成マインド」が最重要項目です。
絶対達成スキルやマネジメントでの記載も、マインドに関する内容が主要となっています。
本書のテーマとしては、営業として目標を達成する心構えが最重要。
テクニックよりも、心構え・マインドがないといけないという内容になっています。
営業の具体的管理方法 予材管理
予材管理は営業の方法論です。
マインドが整ったとして、具体的にどうやって日々の営業に落とし込むべきなのか。
絶対に目標を達成するため、どのように営業管理するべきか示唆しています。
営業の方法論として、理にかなった優秀な方法だと思います。
ともすれば根性論になりがちなマインド論から、具体的な管理方法があることで希望を持てる構成になっています。
『絶対達成バイブル』のポイント
本書を読んでポイントと感じた部分について。
個人 当たり前の基準を引き上げる意識
ビジネスマンの成長=当たり前の基準をいかに引き上げられるかです。
- 納期に間に合うように仕上げて当たり前
- 質問に対して過不足なく回答して当たり前
- 問題解決になる提案をして当たり前
本書では、営業として当たり前に目標を達成するという考えを身につけるべきと主張しています。
結果を出すことを当然として、絶対に目標達成すること。
これって非常に大切な心構えですよね。
目標から逃げてもなんにもならないですし、特に若いうちから目標達成が当たり前という風に思っておくべき。
チーム 絶対達成するチームづくり
会社で働いていると、多くの場合にチームとして目標が課されます。
自分のみならず、周りの人を巻き込みながら目標を達成する必要があります。
どうせなら周りの人も同じマインドセットで働いたほうが、目標達成しやすいですい働いていて気持ちいいですよね。
特に役職が上がるほど、チーム成果での成果を求められるようになります。
サラリーマンをする上では、チームにマインドセットを植え付けるスキルも必要です。
方法論 予材の管理方法
ざっくりフォワード精神を持って、多くの案件をつくること。
絶対達成というマインドを持ちながらも、方法論としてはおおらかなイメージ。
この方法も、「これぐらい案件があれば大丈夫」という基準を引き上げる行動です。
最低限のラインを余裕を持って設定することで、これだけあれば達成はできるだろうというイメージ。
戦略も大事だけど、基本となる行動を当たり前にしてからの話。
まとめ
営業で大切な基本は、テクニックよりもマインドが大きいです。
本書で学ぶことができるポイント3つについて振り返ります。
- 個人 当たり前の基準を引き上げる意識
- チーム 絶対達成するチームづくり
- 方法論 予材の管理方法
絶対達成のマインドを持って、仕事で結果を出しましょう。