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実際に転職活動して分かった、コロナ下でも伸びているおすすめ業界3選

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昨年、貿易商社から外資系メーカーに転職をしました。

幸いなことに転職活動・退職・引継ぎ・入社までスムーズに完了できましたが、昨年はコロナの影響もあってキャリアプランについて考えることが多かったです。

 

転職活動中もキャリアプランについて深く考え、どのような選択をするべきか悩みました。 

職種・業界・キャリア設計など様々な判断基軸がありましたが、どのような業界が今後伸びてゆくのか、どの業界を選ぶべきなのかが最も悩ましい問題です。

 

コロナ禍の状況で希望に合った求人があるのか、という不安とともに転職活動をスタート。

今も業績が伸びていて、今後の展望が明るい業界なんてあるのかという疑問もありました。

実際に転職活動を行って分かったのですが、今後の見通しが明るい業界は全然あります。

求人背景を確認すると、コロナの状況下をむしろプラスにしている業界さえあったのです。

 

今回の転職活動で優良業界だと認識した、おすすめの業界は下記の3つです。 

  • 医療業界
  • 自動化機械業界
  • IT業界

これらの業界はコロナ下でも順調に業績が伸びており、今後の展望も明るい業界です。

皆さんの転職活動の参考になりますよう、早速それぞれの業界を見ていきましょう。

 

コロナ下でも伸びている業界3つ

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現在、業績が伸びている業界の共通点とは何でしょうか?

様々な要因があると思いますが、個人的には下記の要素が大きいと考えています。

  1. 成長理由にストーリーや背景がある
  2. コロナが発生する前から伸びている
  3. コロナを機会にして今も成長を続けている

 

冒頭で紹介した医療、自動化機械、IT業界はどれも上記の要素が当てはまっています。

それぞれの業界の現状、成長背景、今後の展望について詳しくみてゆきましょう。

 

医療業界

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医療業界は非常に安定した業界であり、いつの時代も絶対に必要とされる分野です。

特に日本は高齢化社会が今後進行してゆくため、医療業界の重要性は高まっています。

病院や医療機器・製薬など、医療に関わる産業は今後も伸びてゆく可能性が高いです。

 

1. 高齢化社会の到来によって業界重要度が高まっている

医療業界の成長理由としては、高齢化社会が大きく関係しています。

高齢化社会への対応と、健康寿命の延長は日本が抱える非常に大きな課題になっています。

 

高齢化社会がもたらす年金制度の崩壊を防ぐためには、なるべく多くの労働人口=健康に働ける高齢者を確保する必要があります。

長寿命化してもQOL=生活の質をいかに落とさないか、健康寿命をどれだけ伸ばせるかという課題解決も必須です。

 

これらの課題を解決するには、医療業界の発展が不可欠です。

医療業界の発達なしに、高齢化社会という課題解消は実現しません。

 

2. 高齢化社会問題は確実に進んでゆく

医療業界の重要性は以前から指摘されていました。

下記は経済産業省が発表した資料ですが、医療機器産業の市場規模は年々上昇していることが分かります。

https://www.med-device.jp/repository/meti-seisaku-201908.pdf

 

日本の人口構成から考えて、高齢化社会がさらに進行することは確実です。

そのため政府も医療業界へのサポートを後押しする政策を打ち出しています。

国内だけでなく新興国の医療需要拡大を狙う方法としても、医療産業の輸出は大きな期待を寄せられているのです。

 

3. エッセンシャルワークとしての医療

医療業界はコロナというパンデミックに直面して、非常に大きな関心を集めました。

エッセンシャルワーカーとして医療従事者の方々は多くの尊敬を集め、今後も医療業界の重要性は増してゆくと思われます。

 

病院などの医療現場はもちろんですが、医薬・医療機器を提供するメーカーや商社の重要性も大きくなります。

そのためアフターコロナにおいても、医療業界は伸び続ける可能性が高いです。

 

自動化機械業界

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日本が誇るモノづくり産業は、大きな転換期を迎えています。

自動車業界に代表されるモノづくり産業は日本経済を牽引する巨大業界ですが、海外勢力の台頭や新しい価値観への対応という大きな課題があります。

 

例えば自動車業界で言うと、

  • CO2削減という世界的な潮流への対応
  • 日本車が得意としてきたハイブリット技術から電気自動車への転換
  • Teslaや中国系カーメーカーの台頭

 

モノづくり産業が今後も日本の主要産業として発展するために、注目されているのが自動化を促進する機械産業です。

最先端機械の自動化技術によって、日本のモノづくりが進化すると期待されています。

 

1. モノづくりのスマート化という命題

モノづくり産業を改革する必要性は以前から議論されており、特にIOT(Internet of things)やロボット化という新しい技術に大きな関心が寄せられていました。

 

経済産業省は下記にモノづくりのスマート化を行う必要性を提唱しています。

https://www.meti.go.jp/meti_lib/report/H28FY/000093.pdf

 

2017年に発表された本資料では、IOTとロボットという単語が頻出しています。

機械のIOT化によるビッグデータ収集・活用、ロボットによる自動化・省人化によっ、て生産効率向上と製造プロセス合理化という狙いが書かれています。

 

2. モノづくり改革=自動化

IOTによるデータ活用、ロボットによる省人化はどのような変化をもたらすのでしょうか?

モノづくり改革の最終目標は、新技術によって自動化を実現することです。

 

IOTはモノづくりを行う設備等に、センサーを取り付けることから始まります。

5Gに代表される大容量・高速通信技術によって、膨大なデータをリアルタイムで収集・解析することが可能になりました。

それらのデータを活用して、より生産性の高いモノづくり環境を構築することが狙いです。

 

収集・解析したデータを活用することで、ロボットによる自動生産が可能になります。

リアルタイムのデータ活用とロボットを組み合わせることで、非常に精度の高い生産ができるようになるのです。

従来の属人的な方法ではない、再現性の高いモノづくりが進められると期待されています。

 

3. 自動化に必要な設備

もともとは生産性向上のための自動化でしたが、コロナで人との接触機会を減らすというニーズにも合致しました。

一時はコロナによる不景気影響がありましたが、自動化に関わる設備メーカーなどは大きな影響を受けずに力強い業績をキープしています。

 

具体的な自動化設備例として、下記のメーカーが該当します。

 

データ解析のためのセンサーメーカー、自動化を実現するためのロボットメーカー、モノを自動で搬送するマテハンメーカーは今後も業績が伸びてゆくこと必死です。 

 

IT業界

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インターネットはもはや日常生活に必要不可欠なものになっています。

コロナ発生以降には、よりインターネットを活用したサービスのニーズが増えました。

そんなインターネットのある日常生活を支えるIT業界は、今後も重要性が増してゆくと考えられます。

 

1. IT業界は現代の主役

GAFAに代表されるIT企業は、世界の技術進歩を引っ張る主役です。

日本でも楽天サイバーエージェントなど、存在感のある企業が多い業界です。

 

我々の生活のIT技術は必要不可欠なものとなっており、IT企業が提供するサービスのない生活はもはや考えられません。

 

インターネット技術の進化によって我々が受ける恩恵は計り知れず、今後も革新的な技術開発によって我々の生活はもっと便利になるはずです。

最先端技術を提供するIT業界は、現代の花形産業であると言えます。

 

2. IT業界はあらゆる産業に関わる

IT業界に寄せられる期待は非常に大きく、現代の重要項目が密接に関係しています。

下記は2020年に総務省が発表した情報通信に関する現状報告の資料です。

https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r02/summary/summary01.pdf

 

内容を見ていただくと、多くのキーワードが出てきます。

  • AI、ビッグデータ、IOT、5G
  • 新たな生活様式、データの活用、オンライン化
  • 高齢化対策のICT、キャッシュレス化、多言語音声翻訳
  • テレワーク、電子契約、サイバーセキュリティ

 

これらの課題への解決策として、IT技術が果たす貢献は非常に大きなものです。

前述の医療業界や自動化機械業界も、IT技術なしに発展することはできません。

IT業界はあらゆる事柄・業界に影響を与える規模になっているのです。

 

3. コロナで加速

IT業界の勢いはコロナで失速するどころか、より加速した印象です。

日本でも人との接触を避けるため、テレワークやステイホームに代表される措置が推奨されてきました。

 

そのような状況下で、IT企業が提供するサービスが大きな役割を果たしました。 

  • フードデリバリー : Uber Eats、出前舘
  • オンライン会議システム : Zoom、Cisco Webex
  • 自宅での娯楽提供 : Netflix、U-NEXT

 

皆さんも自粛期間中に、このようなサービスの便利さを感じたのではないでしょうか。

日々の暮らしを豊かにしてくれるIT企業のサービスは、これからも発展を続けてゆくことが予想され、衰えてゆくとは考えづらいです。 

 

コロナは転職希望者にとってピンチ?チャンス?

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コロナ下でも業績が伸びていて、今後の展望が明るい業界は全然あります。

一方でコロナの影響は多くの業界にとってマイナス要因となっているのも事実です。

 

このような状況は転職希望者にとってピンチなのか、それともチャンスなのでしょうか?

現状のメリット、デメリットはざっくり下記のようになるかと思います。

 

メリット
  • この状況下で求人を出している企業は業績好調
  • コロナの影響を受けていない、受けづらい業界が見極められる
  • アフターコロナに向けて自分の価値観を棚卸しできる

 

デメリット
  • 求人採用数は全体的に減っている
  • 業績が良い業界・企業の絶対数は減っている
  • 好調業界と自分の志望がマッチしない

 

私の意見としては、現在の状況をチャンスにすることは十分可能です。

 

まずこれまで述べてきたように、今後の展望が明るい業界は間違いなくあります。

求人数が減っていても、今の状況で求人を出せる企業であれば業績は悪くないはずです。

あなたのキャリアプランと求人がマッチしていれば、トライする価値はあると思います。

 

また、コロナは我々の生活様式に大きな変化をもたらしました。

リモートワークの推進、生活拠点や職場拠点の多様化、新しいコミュニケーション方法の確立など、コロナ前後では大きな違いがあります。

そのような大きな変革の後では、個人のキャリアプランが変わるのも当然のことです。

キャリアプランが変わった後の転職活動は、新しい価値観に沿った選択ができます。

 

業界や企業の業績・動向も大事な要素ですが、それ以上にアップデートされた自分自身の価値観・軸を持って転職活動ができるのは絶好の機会です。

じっくり考えて、考えを決めたら恐れることなくトライすればいいと思います。

 

転職を検討しているのであれば、下記のWeb面接ポイントに関する記事をご参照ください。

 

下記は転職を考えたタイミングで読んでいただきたい記事です。